核家族化が農業の衰退の原因か?
昨日、話をした営農組合長は、農業の衰退の原因は家族が小さくなったことだと言います。
「家族の人数に余裕が無いと田んぼはでけへん」
なるほど。当地でも昭和の終わりから大学進学率が上がりました。大学を出ると、就職から家を出てしまい、盆と正月しか帰ってきません。私も覚えているのは、大学の卒業を控えたある日、内定を得た会社から封筒が届き、
「あなたの勤務地は松本地区です」
と書いてありました。
「松本ってどこ?」
って思った覚えがあります。
松本は長野県のまんなかあたりでした。
実家は兵庫県。大学は大阪。希望勤務地を書いた覚えはありますが、全く無視でした。会社人間としては「あたりまえ」の事ですが、そうやって家族は引き裂かれていったのでしょう。
とは言え、農村では就職先を探すのは難しいでしょう。そうしたことが続いているうちに、若い人はどんどん出ていき、町内は高齢化が進みました。
「話はぬくい(暖かい)所でしよう」
と組合長に案内された場所は、小学校の中。空き教室を利用した喫茶店。60歳代のおばさん数人がコーヒーを出していました。
コーヒー1杯100円。安っ!JAのK村さんが出してくれました。
小学校の空き教室はスケジュールがぎっしり。色々な活動に利用されているようです。昔は生徒がぎっしりつまっていた校舎も、今は1学年に1クラスだけだそうです。
農業の衰退の一因として、農産物価格の低価格化が原因と思っていたのですが、「弱いところから取る」という弱肉強食の世の中。
農業が強ければ、低価格化しなかったのかもしれません。
元をたどれば、田んぼを維持することも出来なくなるような農村の衰退が農業を弱くしたのでしょうか。



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